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アザ・ブランカ(原詩:Asa Branca)
【作詞・作曲 Luiz Gonzaga/Humberto Teixeira 日本語訳詞:Mestre q】
大地が燃える
サン・ジョアンの焚き火のように
ああ神様 何ゆえに }
このひどい しわざを } bis
火鉢か かまどか
草も生えやしない
水に飢えた栗毛も }
空へ駆けていった } bis
アザ・ブランカさえも
羽ばたいて行ったのさ
さよなら 愛するロジーニャ }
心だけ残して } bis
今や遠い故郷を
想い 胸が傷む
雨よ降れ また俺が }
セルタォンに戻れるように } bis
君の目に緑が
広がる時来れば
必ず 戻るからね }
だから 泣かないでね } bis
日本語訳詩:(C)2006 Mestre q |
【解説】
ブラジル人ならほぼ誰でも知っている
ルイス・ゴンザーガのあまりに有名な曲を日本語詞にしてみた。
原詩では、北東部地方の奥地(セルタォン)を襲う厳しい旱魃のため
南部の都会へ出稼ぎに行く男たちの悲しい旅立ちと望郷の想いを
アザ・ブランカ(白い翼)と呼ばれる北東部地方で見られる鳥が、
やはり旱魃のため羽ばたいて逃げ出す様子に重ねて綴っている。
日本語詞はその内容を極力忠実に再現することを試みた。
意外と明るく歌われる曲だが、こうして日本語にすると
非常に過酷な内容の歌であることがあらためて実感される。
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