Dez Pes…ポルトガル語で「10本の足」の意味。ブラジル北東部に伝わる十行詞の形式をいいます。

  Dez Pes - Letras de Samba em versao Japonesa

 Q-TCHANは、サンバからブラジル音楽に入り、その後フォホーへ傾倒しました。そういうこともあってか、僕にとってサンバとフォホーはずっと平行関係にあり、時には相互に影響しあうことがあると感じています。 ここにある作品は、僕が日本語フォホーを作ってきた中で得た経験を、日本語サンバの創作に役立てるために習作した、サンバの名曲の日本語集です。歌詞は、基本的にすべて原曲に合うように作ってあります。ただし、文字だけではその妙味は、なかなか伝わらないと思われるので、原曲を知っている人は、ぜひ一度口ずさんでみてください。

  • 「14歳(14 anos)」
  • (日本語詞:Q-TCHAN 原曲:Paulinho da Viola)

    オレが14の時のある日
    オヤジに呼ばれたよ
    お前は将来は
    何を学びたいか
    法律、薬学、エンジニア?
    学者を目指すんだろう?
    けどゴメンオヤジさん
    オレはギターでじゃらん
    あこがれるのはサンビスタ
    オヤジはひとこと
    「サンビスタじゃ食えないだろう
     この国はお勉強 みんな お勉強」
    ごもっともオヤジさん

    確かにサンバじゃ売れないよ
    サンビスタはもう古いよ
    だけどすばらしいもの
    オレは今貧乏だよ
    でも恥ずかしいサンバでも
    売りに出しゃしないよ


  • 「ゆるぎない愛(Amor Perfeito)」
  • (日本語詞:Q-TCHAN 原曲:Nelson Cavaquinho/Guilherme de Brito)

     愛は花のよう
     咲いても やがては枯れる
     それでも俺は ひとつの愛だけに生きる

     ゆるぎない愛の花植えたと
     だまされたキミの嘘に
     気がつけば この花園に
     ひとり残され 君を探す

  • 「俺たちのタンタンのバトゥカーダ(A batucada dos nossos tantaes)」
  • (日本語詞:Q-TCHAN 原曲:Sereno/Adilson Galvao/Robson Guimraes)

     サンバ 尽きせぬ喜びの歌
     耳を澄ませてみれば
     聞こえる 俺たちのタンタン
     その響きは いつも新しく
     取り戻す光 また笑顔になれる
     サンバ 永遠に生まれてくる音
     肌の色さえも超えて
     胸を打つ心の歌
     感じてる喜びは
     誰もみんな 同じさ
     裏庭の奥に花咲く歌 

     このサンバをキミへ 捧げるさ
     悪口は ヤメにしな
     いらないさ 肩肘張ることは
     素晴らしいもんだぜ
     街角で サンバがまた 生まれるのは
     惜しみない 拍手をサンバに与えて

  • 「日は登る(O sol nascera)」
  • (日本語詞:Q-TCHAN 原曲:Elton Medeiros/Cartola)

     ああ 笑い 生きてければ
     日々は 青い空
     振りかえらない 涙

     嵐が止み
     日が昇れば
     もう辛くない
     誰かを愛せる また